三沢光晴を偲ぶ

三沢光晴選手が荼毘にふされました。肉体が無くなると、本当にいなくなっちゃったんだなって寂しく思います。

よく三沢さんには興奮させられていたものです。相手が光るのも三沢さん有りきだったりもするんです。思い出に残る三沢さん興奮名場面はこれだ!


興奮度1 三沢さんサングラスで登場
2005年ぐらいかな?まさかのヒールターンで、小川さんのマネをしてグラサンかけての登場。全然カッコ良くなかった!そこが素敵な三沢さん。


興奮度3 殺人バックドロップで三冠王者陥落(94年)
2年近く続けていた防衛にストップをかけられた試合。戦前からものすごい威力を発揮していたスティーブ・ウィリアムスの恐怖の殺人バックドロップがこの日も炸裂!まさかの3カウントに「三沢が負けたー!」と、たまたま北海道のうちに遊びに来てた田村彰敏君 と大興奮した(あきとして!)この試合の後、茶髪にしてみたり、あのタイツの青色や赤色バージョンを履いたりして、グレてしまったのかと思いました。


興奮度5 タイガードライバー91(95年川田戦において)
前述の殺人バックドロップ以降、必殺技を頭から落とす事が流行る。91年に出したからこの名前なのだが、久々に解禁して初めて見たのが川田戦だった。最初は滑って落としちゃったのかと目を疑った!腕を最後までロックしてマットに頭を突き刺すという形はこれ以降は改められてきたようだ、危険すぎると。なんて非情な人やと背筋が凍った。


興奮度8 断崖タイガードライバー (97年小橋戦において)
田上明が編み出した断崖喉輪地獄落とし以来、断崖系として各々の必殺技を場外に向けて敢行する事が流行る。いつか出ると思われていたタイガードライバーが初めて火を吹いた瞬間。衝撃!最初で最後の大技であった。


興奮度10 垂直落下パワーボム(99年川田戦において)
川田利明の三沢に対する敵意の剥き出し方はいつも尋常じゃなかった。それに呼応するように感情を露にする三沢。毎度、小橋戦とは異なった殺伐とした雰囲気の試合だった。この日の三冠戦もいつものようにビシビシやりあっていた。
事件は終盤に起きた。川田がパワーボムを狙ったところを三沢がウラカンラナで切り替えそうとする。それを川田が踏ん張って三沢の回転を阻み、逆さまになったままの三沢を持ったままなんと川田ジャンプ一番、マットに三沢の頭を串刺し!逆の方向に首曲がってたもん!あれは今まで見たどの技よりもえげつなかった。川田はそれ打つために腕一本折ってるし。ベルトは川田の腰に巻かれるも長期欠場でベルトは返上。その代償はデカすぎた。


興奮度MAX 三沢対蝶野(02年)
ついに三沢が闘魂三銃士と一騎打ち。場所は新日本プロレス30周年記念東京ドーム大会のメインイベント。セミファイナルが終わってまだ選手が退場きってないのに、早くも、三沢ー!蝶野ー!とファンの声が飛び交う。異様なまでの盛り上がり。まず蝶野が入ってくるのだが、まあ入場だけでこんなにかっこいい選手は中々いない。そして我らが三沢さん登場、新日本プロレスの花道を歩く三沢さん!緑色がまぶしかった。ついにリング上で相対する2人、割れんばかりの三沢コールに蝶野コール、興奮のるつぼ。鳥肌が立った。試合内容は30分1本勝負で引き分けに持ち込むのが必至なものだったけど、一個一個の技の応酬に大興奮だった。蝶野の延髄斬りに三沢はランニングネックブリーカードロップと、猪木対馬場の構図を見せる憎い演出にプヲタ熱狂!社長自らが体を張って、会社を持ち上げてきたんだよなあ。

長々と書いてしまいましたが、上記はほんの一部です。
思い出はつきません。

皆大好き三沢さん。これからも大好き三沢さん。

また会う日まで。