阿佐ヶ谷スパイダース『悪魔の唄』

阿佐ヶ谷スパイダース『悪魔の唄』@本多劇場

作・演出:長塚圭史
出演:吉田鋼太郎、伊勢志摩、小島聖長塚圭史池田鉄洋伊達暁山内圭哉中山祐一朗

東京千秋楽を観てきた。
ストーリーがとても魅力的である。ホラーになぞられているが、中身は時間を越えた様々な形の悲しい愛の物語。物語を通して現代(壱朗)と当時の戦争の捕らえ方の温度差が明白なのが印象的だった。館を包み込んだ幕に映る、軍歌を歌う軍人たちには驚愕であった・・ラスト、二人の死霊(鏡石二等兵と立花伍長)を乗せて爆撃機が飛び立っていくという不思議な結末ではあるが、何か清々しい余韻が残った。「悪魔の唄」ってタイトルがきてるなぁ。観終わってから感じた。今回席がちょっと遠くて特殊メイクとかよくわからなくて残念だった。遠いと目も疲れるし。途中、間延びした感じもあって少しうとうとしてしまった。うーんバカ・・。もう一度観たい作品ではある。
山内氏が好き、かなり。