あの素晴らしいスープをもう一度

お昼休みに学校からの支配から逃れ、川崎まで電車で行くこと12分(早!)、駅を降りて目指すはラーメン二郎京急川崎店、素敵な店主に会うために。大豚野菜ニンニク。出ました、ナイアガラ!どんぶりの淵から流れ落ちるのも厭わずに会心の笑顔でその丼を差し出してくる。「熱いですから、台拭きお使いください(ニコリ)」この瞬間なのだ、何よりもこの受け取りが一番ドキドキする。こぼしちゃだめだぞ、あせるな、そーっとだぞ自分と言い聞かせながらゆっくりテーブルに下ろす。となりの席の客がいいこと言った「まぶしい!」後ろから陽を受けてスープで反射する光が眩しいのだ。黄金色に輝くスープ、キレイだった。一口飲む。あまい。が、あの最も愛したあなたの味ではない。今年になって少し薄くしちゃったらしい。ん〜もうちょっと二郎のきつさがあった方がいいなあ、(きつ過ぎるのは駄目、新代田とか)。麺はもっちりで野菜に埋もれているとこから引きずり出して喰らう、男らしいものである。豚はしなやか、脂にまとった塊は一度口に入り歯に当たるとホロホロと崩れていく、そして旨みが広がる。うーん、スープだけだ、あの味をもう一度出してくれ